透析の看護師がやりがいを感じる瞬間って？

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透析の看護師がやりがいを感じる瞬間って？

透析の看護師のやりがいって、どんなときに感じられるものなんでしょうか？

透析室で働く看護師は、はたから見るとやりがいを感じにくいと思われることも多くあります。

透析の看護師がどんなときにやりがいを感じるのか、私が働いた経験からご紹介してみたいと思います。

透析の看護師はやりがいを見つけにくい？

透析の看護師はやりがいを感じにくいと思われることが、その特性から多いです。

その特性とは、仕事内容がルーティンワークであるということと、透析を必要とする腎不全は、治る病気ではないということ。

透析の仕事は、1日の流れを覚えてしまえば、その繰り返しです。病棟のように大きな急変はないし、臨機応変な対応が迫られることも多くありません。

そして、治る病気ではないので、患者さんが良くなったことを喜ぶという場面もありません。

そのように単調に過ぎていく日々に、やりがいを感じられずにいる看護師も、少なくはないのです。

透析の看護師がやりがいと感じるとき＝無事に透析を終えることができたとき

透析の看護師はやりがいを感じにくいと言われる中で、実際に働いている人たちは、どこにやりがいを感じているのでしょうか？

1番のやりがいは、透析が無事に終えられたときです。

シャントへの穿刺、除水の計画、返血、抜針と、透析の一連の流れには看護師が全て関わります。その中で、どれか1つでもうまくいかないと、透析がうまくったとは言えないのです。

穿刺がうまくいかなければ、透析の効率は上がりません。透析中も機械のアラームが頻繁になり、患者さん自身も快適に過ごすことができません。

また、透析中の管理がうまくいかないと、途中で血圧が下がるなどの異常を来してしまうことになり、安全さも脅かされてしまいます。

そういったことがないように、自分のスキルを磨くこと、丁寧な管理を行うことが、透析には必要になります。

透析の看護師のやりがいは、磨いた知識やスキルで、いかに透析を何事もなく終えるかということにあるのです。

それは当たり前のことと思うかもしれませんが、患者さんの病状や自己管理状況によっては、非常に困難になることもあります。

そのような中で、いかに安全な透析を行うか、というところに透析の看護師の力が試され、それをクリアすることでやりがいを感じられるのです。

透析の看護師のやりがい＝患者の元気な姿を見続けること

透析の看護師のやりがいは、患者さんの元気な姿を見続けること、ということも出来ます。

透析を行う患者さんは、生きている限り、透析をし続けなければなりません。厳しい自己管理を強いられ、行動を制限されています。

そんな中で、いかに患者さん1人1人に自分らしく元気に生きてもらうか、というところに透析の看護の目標があるのです。

病状が悪化することなく、合併症を発症することもなく、現状を維持しながら元気に生活する姿を見ること。

それが、透析の看護師にとってとても大きな喜びであり、やりがいです。

まとめ

透析の看護師のやりがいは、病気の治癒や回復が見込めない分、見つけにくいです。

しかし、日々の看護が患者さんの安定した生活につながっていると実感することができたら、長くやりがいを持って働くことができます。

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