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透析患者の通院スケジュールってどんなもの?
透析患者の通院スケジュールは、定期的なものです。
一定の間隔で、常に病院に通院して治療を受けなければなりません。
その通院は、いったん透析を始めたら、死ぬまでずっと続きます。
そのように長期にわたって行われる透析。その患者さんの通院スケジュールはどのようになっているのでしょうか?
実際の現場での例を交えて、お話ししたいと思います。
透析の通院スケジュール、基本はこれ!
透析患者の通院スケジュールは、どの病院・クリニックもほぼ同じものになっています。
基本は、月・水・金曜日または火・水・土曜日といった形です。
1〜2日ごと、週に3回通院します。通院時間は病院やクリニックによって異なりますが、午前か午後となっているところが多いです。
通院する曜日は、患者さんの仕事や家庭の都合を優先して決めることができます。
新しく通院を始める場合、空きベッドがなければ希望できないこともありますが、患者さんと相談しながら決めることがほとんどです。
1回あたりの透析時間は4時間。前後の準備などの時間を含めると、患者さんの拘束時間は4時間半〜5時間になることも。
前回の透析終了時からの体重増加が多い場合には、透析時間を延長することもありますので、それ以上に時間がかかってしまう場合もあります。
透析患者の通院スケジュールは変更できる?
透析患者の通院スケジュールは、基本的には上記のように決まっています。
しかし、仕事や他院の受診、旅行といった患者さんの都合によって、通院する曜日を変更することはよくあります。
透析患者が通院スケジュールを変更する場合は、いつも通院している曜日を前後にずらすようにしています。
それは、透析日と透析日の間を2日より長く空けることを避けるためです。
透析では、腎臓が排出することができなくなった水分を除去していきます。その除去する水分量が多くなると、体に大きな負担がかかってしまいます。
透析日と透析日の間隔が空いてしまった場合、水分が体にどんどんたまってしまうため、除去する水分の量が多くなってしまうのです。
また、水分と同時に毒素もどんどんたまっていってしまいます。
ですので、透析患者が通院スケジュールを変更する場合は、あまり長く間隔が開かないように調整しなければなりません。
透析患者の通院スケジュールが看護師の仕事に与える影響は?
透析患者の通院スケジュールは決まっているので、看護師の仕事もそれに合わせて行う必要が出てきます。
基本的な透析患者の通院スケジュールは上記のようになっていますから、日曜日が空いてしまいます。
つまり、この日は病院・クリニックも基本的にはお休みとなるのです。
日曜日以外は、祝日でも透析を行っているところが多いので、日曜日以外の曜日は、祝日を含めて全てシフト制となります。
また、患者さんの生活スタイルを考えて、透析を行う時間は午前と午後、あるいは午前・午後・夕方と、1日に2〜3クール設定されています。
それに合わせ、看護師も日勤・準夜勤などといった形で働くことになります。
ただし、病院・クリニックによっては例外もあります。私が働いていたクリニックは、1月1日は毎年休診日となっていたので、この前後は患者さんの通院スケジュールも変更していました。
他のところは、祝日を休みにしているところもあるようです。
多少例外はありますが、透析患者の通院スケジュールが固定されている分、看護師の仕事の時間もある程度固定されると考えてもらって良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
透析患者がどのようなスケジュールで通院しているのか、イメージすることができたでしょうか?
患者さんにも生活はあります。長く治療を続けなければならないからこそ、無理のない通院スケジュールを組めるように工夫するのも大切なことなのです。
透析で働くことについて気になることがあったら、看護師転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。
実際の現場はどのようなスケジュールで動いているのか、看護師はどのように働いているのか、話を聞くことができますよ。
執筆者情報
透析看護師の求人 編集部
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