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透析ってどんな治療?看護師はどんな関わりをするの?
透析って聞いたことあるけれど、実際にどんな治療をするのかわからない、という人は多いのではないでしょうか。
透析は専門的治療であるために関わる機会がない人も多く、想像がつかないこともあるかと思います。
そこで、看護師として透析で働いていた経験のある私が、透析とは何か、看護師は透析でどんな関わりをするのかについて、お話ししてみたいと思います!
透析とは、病気になった腎臓の代替医療
透析とは、簡単に言うと、慢性腎不全などの病気で機能が落ちた、あるいは機能しなくなった腎臓の代わりに、機械でその機能を補おうというものです。
腎臓のすべての機能を補えるわけではありませんが、食事などの生活習慣に気をつければ、透析を続けながら生命を維持することができます。
日本透析医学会が1968年から行っている統計によると、透析を行っている患者さんは30万人を超えています。
透析は大きく分けると、機械による血液透析と、自分の腹膜を利用した腹膜透析があり、それぞれメリットとデメリットがあります。
患者さんのライフスタイルや考え、体の状態などによって選択されますが、人工透析を行っている患者さんの多くは血液透析になります。
腹膜透析を選んだとしても、体にカニューレなどの異物を挿入する必要があること、自身の腹膜を使うために合併症を起こすリスクが高く、腹膜の機能が低下したときには血液透析に移行する必要があります。
透析とは、人間の臓器の中で、唯一代替がきく治療方法なのです。
透析とは、死ぬまで一生続く治療
透析とは、患者さんにとって死ぬまで一生続くことになる治療です。
腎臓が機能しなくなった患者さんは、透析を止めてしまうと、体内に不要な水分や毒素がどんどん溜まっていってしまい、心不全などで死に至ってしまいます。
それを防止し、可能な限り悪化させないようにするのが、透析なのです。
しかし、透析を行っていても、患者さん自身がシャントや食事などの管理を行えていないと、確実に病状は悪化し、合併症を引き起こすリスクが高まってしまいます。
そうならないように、透析中の管理や患者教育などに関わっていくことが、看護師にとっては重要なのです。
透析とは、向き合う患者さんと関わる看護師をはじめとしたスタッフ次第で、余命が大きく変わっていく治療といってもいいかもしれません。
まだまだ合併症を引き起こす患者さんは多く、そのあたりは透析医療の課題であると同時に、私たち看護師の課題であると言ってもいいでしょう。
透析とは、患者と看護師が長く付き合う治療
透析とは、患者さんにとって、生きている限りずっと続けなければならない治療です。
治療を長く続けるということは、通院する病院のスタッフと長期的に関わる治療であるということです。
外来透析で行っているのは、主に機械による血液透析になります。
血液透析は、週に3回、1回につき4時間前後の時間を必要とします。
患者さんによっては、30年以上の長期にわたって透析を行っている人もいます。
その分、患者さんと、通院先の看護師や医師とは、密な関係を築いていくことになります。
特に看護師は、患者さんと関わる時間が多くなります。治療や生活習慣など、さまざまな問題を一緒に考えていくことになります。
透析は、患者さんが看護師をどれだけ信用できるかどうかで、その治療効果を最大限に引き出せるかが異なっていく治療であるとも言えます。
まとめ
いかがでしたか?
透析とはどのようなものなのか、少しイメージがついたでしょうか?
透析は同じ慢性期疾患の看護でも、その治療の特性を考えると、少し特殊であると言えるかもしれませんね。
透析とは何か、看護師はどのようなことをするのか、気になった方は看護師転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。
実際に看護師がどのように患者さんと関わっているのかや、実際に透析で働いてみてどう感じているのかなど、話を聞くことができますよ。
執筆者情報
透析看護師の求人 編集部
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