透析の看護師、怖いことってどんなこと？働く上で気をつけることは？

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透析の看護師、怖いことってどんなこと？働く上で気をつけることは？

透析の看護師の怖いことって、どんなことがあるか何かイメージがつきますか？

実際に透析の看護師として現場で働いていると、「怖いな」と思うことがいくつかあります。

それは怖いし緊張することではあるけれど、逆に言えば、透析看護の特徴でもあります。

透析の看護師の怖いところは、具体的にどのようなところなのか、その怖さと向き合うためにどのようなところに気をつけたらいいのか、現場で働いた経験のある私がお話ししてみたいと思います。

透析の看護師で怖いことその①患者さんが怖い！

透析の看護師が怖いと感じること1つ目は、何と言っても患者さんとの関係です。

私が透析に転職しようとしたとき、よく言われたのが「透析の患者はモンスターだよ」という言葉でした。

透析で給料がいいところは、その我慢代だと言う人もいたくらいです。

透析の患者さんは、病歴が長い人が多く、考えや価値観、治療に対するこだわりをはっきりと持っている人が多くいます。

患者さんの中には、20年・30年と長く透析を続けている人も少なくありません。

その病気や治療と向き合う過程の中で、自分なりの考え方やこだわりなどをしっかりと主張するようになる人もいるのです。

その考え方やこだわりが、時に透析の看護師には怖いと感じることもあるのです。

患者さんから関わりを拒絶されたり、必要な治療や指導を受け入れてもらえなかったり、信頼を得ることが難しかったりと、人によっては仕事そのものが嫌になってしまうこともあります。

けれど、考えてみれば、それも当然のことかもしれません。

週に3日、１回につき４時間もの治療を死ぬまで行わなければならないのですから、その治療を含めた生活を快適にするためにも、そういった主張は大切なものと言ってもいいでしょう。

透析の看護師が怖いと感じる患者さんは、自分を守るために、生きていくために、必死になっていると言ってもいいのかもしれません。

透析の看護師で怖いことその②穿刺が怖い！

透析の看護師が怖いと感じること2つ目は、穿刺です。

穿刺は、透析による治療の質を左右すると言ってもいいくらい重要なもの。

穿刺を看護師が行うクリニックは多くありますので、針を扱うことが苦手な看護師の方には、とても怖く感じてしまうこともあります。

透析で使う針は30mmを超えるほど長く、太さも16G前後と太めです。

穿刺を行うシャントは、採血や点滴で使う血管とは異なり、血流が多く、人によっては硬かったり太かったり、大きく隆起していたりします。

そのような条件での穿刺は他の診療科では経験することがないために、怖いと感じてしまうのです。

しかも、穿刺がうまくいかないと、十分な血流量が取れなくなってしまい、透析の効率が悪くなってしまうことも。

自分の行う穿刺に透析がうまくいくかどうかがかかっていて、さらに言えば、最終的には患者さんの病状にも影響して…と考えると、穿刺に対するプレッシャーは相当なものです。

透析の看護師が怖いと感じる穿刺は、プレッシャーとの闘いでもあるのです。

透析の看護師で怖いことその③ー合併症が怖い！

透析の看護師が怖いと感じること3つ目は、透析による合併症です。

透析を行っている患者さんは、さまざまな合併症のリスクに晒されています。

透析でカリウムが十分に排泄されないと不整脈を起こしてしまうし、水分管理が悪ければ心不全になってしまいます。

下肢の血流が悪くなってしまうために、小さな傷が治癒せず、壊疽を引き起こしてしまうこともあります。

そして、そういった合併症は、QOLの低下を招くばかりでなく、死に至ってしまうことも多くあるのです。

私が勤めていたクリニックでも、そういった患者さんは多くいました。そしてその死は、突然起こることも少なくないのです。

「また明後日来ますね」そういって帰っていった患者さんが、突然の心不全で亡くなってしまう。

傷の状態が良くないからと入院した患者さんが、感染症を引き起こして、敗血症で亡くなってしまう。

そんなことは、珍しくありません。

外来透析で働いている看護師は、その死の瞬間に立ち会うことはありませんが、それでもそのショックは大きいものです。

透析の看護師が怖いと感じる合併症は、どれだけそれを予防できるかが看護師のスキルや知識にかかっている部分も大きいため、責任を感じるがゆえに怖く感じるものなのです。

まとめ

いかがでしたか？

透析の看護師の怖いことについて、少し想像できたでしょうか？

このような特徴があるから、透析を避ける看護師の方もいるのですが、その怖さを乗り越えたところに、透析看護の本当の楽しさがあるのかもしれません。

透析の看護師の怖いところがどのようなものか、気になった方は看護師転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。

実際に働く看護師の方々が、どのようなことに怖さややりがいを感じているのか、詳しく話を聞くことができますよ。

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