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透析の看護師と臨床工学技士の関係って?
透析の看護師と臨床工学技士の関係について、今回はお話します。
透析の現場で欠かすことのできない存在のひとつが、臨床工学技士です。
看護師が患者と関わっている影では、機械の調整や透析液の管理など、裏方業務をやってくれている頼れる存在です。
そんな臨床工学技士と看護師は、お互いに協力が必要不可欠な関係になります。
看護師と臨床工学技士は、現場では実際にどのような関係で働いているのか、また仕事内容の具体的な違いなどについて、お話ししてみたいと思います。
透析の看護師と臨床工学技士の仕事内容の違い
透析の看護師と臨床工学技士の仕事内容の違いについて、まずは見てみましょう。
透析において、看護師の仕事は患者との関わりがメインとなります。
透析開始時の穿刺に始まり、透析の途中では患者指導や傷の処置、定期的なバイタルサイン測定、最後に透析の終了(回収)業務と、仕事中はほぼ患者さんに関わります。
一方、臨床工学技士の仕事は裏方業務がメインです。透析開始後は、機械室の中で透析液の管理をしたり、機械の定期的なチェックをしたりします。
患者さんと関わるのは、透析開始時と終了時のみであることが多いです。中には、臨床工学技士が穿刺を行っているクリニックもあります。
透析の看護師と臨床工学技士の仕事の違いは、患者を直接支える柱のような存在か、影で支える縁の下の力持ちのような存在かという違いと言えるかもしれませんね。
透析の看護師と臨床工学技士は連携が大事!
透析の看護師と臨床工学技士は、上で書いたように、仕事内容に違いがあります。
しかし、この2職種の連携なくしては、透析は成り立たないのです。
透析は、まずは臨床工学技士が機械や透析液の準備をしなければ、スタートすることはできません。
臨床工学技士が透析をきちんと行える環境を整えたあとで、患者に対して看護師がきめ細かな観察を行って行くことになります。
臨床工学技士の仕事を信用しているから、看護師は患者に対する仕事に専念することができるのです。
逆に言えば、看護師が患者に対する仕事をきちんと行っているからこそ、臨床工学技士も自分の仕事に専念することができます。
臨床工学技士の仕事も、看護師の観察を元にして行って行く部分があるからです。
透析の看護師と臨床工学技士は、安全に透析を進めていく上できめ細かな連携と信頼がとても大切なのです。
透析の看護師と臨床工学技士の関係はどちらが上?
透析の看護師と臨床工学技士は、時折、互いを下に見るような態度でいることがあります。
透析は、先に書いた通り、臨床工学技士の仕事なくしてはスタートすることができません。
加えて、穿刺や回収も臨床工学技士が行っているところもありますから、臨床工学技士からすれば、「私たちがいないと何もできない」と思ってしまうところもあるのでしょう。
逆に看護師たちも、患者に対する仕事には責任とプライドを持っていますから、「臨床工学技士は透析だけならできるけれど、本当の意味で患者を満足させることはできない」などと考えてしまうところもあります。
冷静に見れば、どちらが上などということはないのです。
互いにスペシャリストな部分があるのですから、その専門分野をそれぞれが活かすことができれば、患者にとって満足度の高い医療を提供することができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
看護師と臨床工学技士が、どのように連携しながら働いているか、ご理解いただけたでしょうか。
看護師も臨床工学技士も、どちらも透析の現場には必要な存在ですので、お互いに尊敬しあいながら仕事を進められる職場が理想的なのではないでしょうか。
透析の看護師と臨床工学技士がどのように働いているかについて気になった方は、看護師転職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。
実際に、現場の看護師たちが臨床工学技士とどのような関係性で働いているのか、具体的な話を聞くことができますよ。
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透析看護師の求人 編集部
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