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透析看護師は新卒でもなれるの?なったときのメリット・デメリットは?
透析看護師に新卒でもなれるかどうかについてが今回のテーマです。
病棟業務に比べて、ちょっと特殊な透析看護師。そんな透析看護師に新卒でなろうと考える人も、もしかしたらいるかもしれません。
透析看護師に新卒でなることはできるのでしょうか。また、もしなれた場合、メリットやデメリットはあるのでしょうか。
実際に透析クリニックで働いた経験からお話ししてみたいと思います。
目次 [目次を隠す]
透析看護師に新卒でなることはできる?①大きな病院の場合
透析看護師に新卒でなろうと考えた場合、大学病院など大きな病院で透析室を希望するか、透析クリニックに就職するかで悩むのではないかと思います。
ではまず、大きな病院の透析室の場合で見てみましょう。
新卒で大学病院などの大きな病院に就職して、透析室に配属されるということはあまりないと言ってもいいかもしれません。
なぜなら、大きな病院ではまず、病棟業務を覚えて経験を積んで欲しいと考えるからです。
透析は知識やスキルなどが特殊であるため、のちに病棟配属になったときに活かせるものが少なくなってしまいます。
看護師としてのキャリアを考えると、まずは病棟でと考える職場が多いのではないかと思います。
私のいた透析クリニックに、新卒で透析室に配属になったという人がいましたが、それは職場ではやはり珍しいケースだったようです。
透析で働いてみたいと考えるなら、まずは腎臓内科のある病棟を希望して、疾患とともに透析とは何かという知識を深めてから、移動希望を出すとスムーズかもしれません。
透析看護師に新卒でなることはできる?②クリニックの場合
透析看護師に新卒でなれるのか、透析クリニックの場合はどうでしょうか。
複数の透析クリニックを運営している医療法人なら、新卒採用を行っていることもあります。
しかし、小さなクリニックも含めた多くの透析クリニックでは、中途採用のみであることが多いです。
そうなってしまうのは、ある程度実績を積んだ看護師の方が、早く戦力になるからという理由だと思います。
また、新卒の看護師だと医療現場の実際を知らないので、教育するのに時間がかかります。
それらを透析クリニックで行うだけの余裕がないということとも言えます。
透析看護師に新卒でなるためにクリニックに就職するということは、ややハードルが高いと言えるでしょう。
透析看護師に新卒でなった場合のメリットとデメリット
透析看護師に新卒でなることは、大きな病院の場合もクリニックの場合も難しいということをお話ししました。
しかし、希望を出して通ることもありますし、少数ながら新卒採用を行っているクリニックもあります。
透析看護師に新卒でなることができた場合、何かメリットやデメリットはあるのでしょうか。
透析看護師に新卒でなった場合、メリットは、何と言っても早くに透析のキャリアを積み始められるということでしょう。
一つの専門分野での経験は、長い方が武器になります。
透析看護師は、キャリアを積めば認定看護師などの資格を取ることができますので、大きな武器になります。
透析看護師に新卒でなること、デメリットは、他の分野へキャリアチェンジしにくいということです。
これは、就職する本人も、雇う側も懸念するところでしょう。
病棟の経験をしていると、転職するときも選択肢を多く持つことができます。
しかし、新卒から透析しか経験がないと、透析以外は選びにくくなってしまいます。
他の診療科などに転職が全くできないわけではありませんが、働き方も仕事内容も全く違うので、戸惑いは大きいと思います。
透析看護師に新卒でなることを考えるなら、その後のキャリアを十分に考えてから決断したほうがいいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
透析看護師に新卒でなることについて、考えてみるきっかけになったでしょうか。
透析は面白い分野ではありますが、他の診療科と異なる部分が多いです。新卒で就職しようとする方は特に、自分のキャリアをよく考えることが大事だと思います。
透析看護師に新卒でなることについて気になった方は、看護師就職サイトに相談してみてはいかがでしょうか。
実際に新卒で入った人がいるのかどうか、新卒向けの求人があるのかなど、話を聞くことができますよ。
執筆者情報
透析看護師の求人 編集部
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